スチュウはカルマを信じており、社会貢献を重んじている。
社会貢献活動にはいろいろとあるが、彼は自分の信念に基づいた活動をできる範囲で行っている。
かつてはロサンゼルスにあるアジアパシフィック・リーガル・センターでボランティアとして虐待を受けている移民の支援をした。TOKYOPOPではMake-a-Wish のプロジェクト2つに関わった。1つは日本のアニメスタジオツアー、もう1つはオリジナルのマンガ制作だ。両方ともプロジェクトの終了時には、みな涙した。悲劇的な状況において少しでも喜びを見出す手伝いはとても意義のあることだ。
スチュウはTOKYOPOPのマンガを全米の図書館に定期的に寄付している。また全米の病院に本屋おもちゃを配給する、Kid’s Wish Network や非営利団体などの組織にも寄付を続けている。
最近の気象異常から起こった自然災害でスチュウに大きく関わったものが2つある。1つは2011年3月11日の東日本大震災。もう1つは2013年に起こったフィリピンの台風災害だ(台風30号)。
Pray For Japan
2011年3月11日、日本の東北地方沿岸がマグニチュード9.0の大地震とそれに伴う津波で大きな被害を受けた。Pray for Japan は被災地である、東北沿岸一の都市で人口16万人以上の宮城県石巻市の様子を追ったドキュメンタリーである。スチュウは津波のあとの様子を自らボランティア活動をしながら6週間以上にわたり撮影した。撮影した映像は合計、50時間以上に及んだ。
PRAY FOR JAPAN は学校、避難所、家族、そしてボランティアの4つの括りで構成されている。それぞれ、被災者が問題を抱え、それを克服していく姿をとらえている。4つの違う立場から震災を見ることによって、観客はこの大きな自然災害の恐ろしさと、人々がいかにして愛する人たちや故郷のために戦ったか、知ることができる。彼らは本当のヒーローなのだ。
愛するものを失った傷は深く、いつまでも消えない。
しかし、その傷は、周りの人の温かい支援で和らげることができる。驚くばかりの復興と東北の多くの被災者やボランティアの人たちの静かな精神を讃えることで、彼らは少しでも安らぎを感じる。彼らを尊敬していると伝え、引き続きがんばってほしいと伝える。どんなに強い戦士でも心が弱くなる時があるから。
また、この映画から人間には、生命の危険にさらされた時に働く、内なる力があることを学ぶことができる。
私たちはすばらしいヒーローたちから学ぶことができる。
4ThePhilippines
4thePhilippinesはフィリピン系アメリカ人の脚本家でありプロデューサーでもある、エリック・カルデロンが始めた2013年11月8日に起きた台風30号による被害者救済の草の根活動である。
エリックはスチュウ(TOKYOPOPの創始者、2011年の東日本大震災についてのドキュメンタリー映画、Pray for Japan の監督)とともにYouTubeのチャンネルを開設した。
フィリピン人のために支援をしようと思ったらこのチャンネルを口コミで広げるか、被災者へのメッセージや芸などを映像で投稿してください。
ビデオの投稿は4thePhilippines@gmail.com まで。
また、寄付をお考えの方はNPO Operation USA(1979年創設)とパートナーを組んでいる www.4thePhilippines.org へお願いします。
寄付金は直接、フィリピンへ送られます。
力を合わせれば何かできる!
ツール・ド・東北
ツール・ド・東北と称し、スチュウとその友人たちは、2013年9月、自転車で311キロの距離を走った。目的は被災した、日本の東北地方の沿岸を観光客として楽しむこと。
2011年3月11日の津波以来、日本では“311”という言葉が生まれた。そこでスチュウは友達と“311”にちなんだツアーをしようと考えた。それが岩手県釜石市から福島県南相馬市までの311キロの自転車ツアーだ。
ツアーは10人でスタートし、4人が南相馬でゴールした。(一部の人は仕事や体力的な制約により、途中で断念せざるを得なかった)全員が東北を満喫した。このイベントが定着し(毎年とは言わなくとも)、多くの人が東北を知り、東北の経済に貢献すること機会を作れることを願っている。